【レビュー】「Pokémon LEGENDS アルセウス」シンオウと呼ばれる前のヒスイ地方でポケモン図鑑を作ろう
本記事では「ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド&シャイニングパール」の遥か昔の時代を描いたゲーム「Pokémon LEGENDS アルセウス」のレビューをします。
タイトル | Pokémon LEGENDS アルセウス |
ジャンル | アクションRPG |
対応機種 | Nintendo Switch |
日本語吹替 | 無し(どの言語でもボイスなし) |
日本語字幕 | 有り |
プレイした難易度 | 難易度設定無し(一部救済措置有り) |
クリア時間 | エンドロールまで:15時間 図鑑コンプリートまで:38時間 |
ストーリー | ★★★★☆ |
BGM | ★★★★☆ |
グラフィック | ★★★★☆ |
主人公はある日、アルセウスから「すべてのポケモンと出会え」と言われ、遥か昔のシンオウ呼ばれる前のヒスイ地方へと飛ばされてしまう。右も左も分からない土地で主人公は様々な人々と出会い、ポケモン図鑑の完成を目標にヒスイ地方各地へと調査することとなる、、、
といったストーリーとなっております。
本作の舞台は「ポケットモンスター ダイヤモンド&パール&プラチナ」及びリメイク作品である「ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド&シャイニングパール」の舞台となったシンオウ地方の遥か昔で、ヒスイ地方と呼ばれていた時代が舞台です。
ヒスイ地方は日本の江戸時代や明治時代に近い雰囲気があります。建物で言えば、江戸時代を彷彿とさせる木造建築物や明治時代を彷彿とさせるレンガによって建てられた建築物があります。モンスターボールも江戸時代のからくりをイメージさせるデザインでした。
また、文明が発達する前の時代であることから、シンオウ地方では各地に町や村が点在していたのに対して、ヒスイ地方では小規模な集落がいくつかあるだけで、その時代の過酷さが伺えました。
シンオウ地方で見覚えのある場所も複数あり、様々なロケーションを訪れるのが楽しかったです。
本作では「ポケモンBDSP」に登場したキャラのご先祖様が多数登場します。一目であのキャラのご先祖様かなと推測できるほど特徴が似ているので、感慨深かったです。
一部ポケモンの姿はヒスイ地方独自のものとなっており、新鮮さが有りました。
ポケットモンスター シャイニングパールのレビューを下記リンクにしています。
よろしければご覧になってください。
本作は和風な世界観であることから、和楽器を多用したBGMが多く流れました。
「ポケットモンスター ダイヤモンド&パール&プラチナ」で流れた曲の「ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド&シャイニングパール」とは一風変わったアレンジが聞けて大変良かったです。
本作では和風アレンジを始めとする様々なアレンジが流れ、アレンジの仕方によって異なる雰囲気が生み出され、新鮮な気持ちでプレイできました。
図鑑コンプリート後に戦うボス戦では「戦闘!ゲーチス」の前奏部分に似ているBGMが流れ、「ポケットモンスター ブラック&ホワイト」のリメイクが待ち遠しくなりました。
本作はトゥーン調の3Dグラフィックで描かれております。本作は「ポケットモンスター ソード&シールド」のような等身の高いグラフィックで、「ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド&シャイニングパール」とは異なったグラフィックとなっております。
フィールド上に等身大のポケモンがいるので、各ポケモンのサイズ差が把握しやすく、ポケモンによっては思っていたよりも大きくてびっくりしました。
本作は5つの大きなマップから構成されるアクション性のあるRPGです。一つ一つのマップは結構広く、場所によって捕まえられるポケモンの種類やレベル帯が異なります。また、本作は時間の概念が有り時間帯によっても捕まえられるポケモンが異なります。
これまでの「ポケットモンスター」シリーズは敵とエンカウントしてから戦闘画面に入るというスタイルでしたが本作はフィールド上のポケモンに対して直接ボールを投げて捕まえることができます。ボールがポケモンに当たって捕獲判定をしている最中でも自由に動くことができ、複数のポケモンをほぼ同時に捕獲するといったことも可能です。
この仕様により、色違いのポケモンと出会いやすくなっております。色違いのポケモンが近くにいると音が鳴ります。筆者は図鑑をコンプリートする過程でドライオン(ピンクに近い色)、マスキッパ(茶色に近い緑)、ギャラドス(おなじみの赤)の色違いを捕まえることができました。
もちろん、これまで通りに自分のポケモンと野生のポケモンを戦わせることもできます。
本作はこれまでのポケモン以上にポケモン図鑑を完成させることが目的となっており、ポケモン図鑑の完成度に応じてストーリーが進行します。図鑑の完成度は新しいポケモンを捕まえる、同じポケモンを複数捕まえる、同じポケモンの大きいサイズや小さいサイズを捕まえる、特定の技を見る、といったことで増加します。
本作は今までのシリーズよりも便利になっている要素が複数あります。例えば、ポケモンの技を覚えさせるのにわざマシンがいらないという点や、一度覚えた技は任意のタイミングで付け替えができるようになっています。
ストーリーを進めるとポケモンに乗ることが可能となります。これにより、今まで行けなかった場所に行ったり、移動が快適になります。フィールドを上空から移動できるようになるととても快適になりました。
本作は、通信交換を必要としないで、一人で図鑑を完成させることができます。
あくまで、筆者の体感ですが、これまでのどのシリーズ作品よりも本作が一番快適でストレスフリーで楽しめました。
下記リンクにて筆者の捕まえた色違いポケモンを通常カラーポケモンと比較して紹介しています。
よろしければご覧になってください。
筆者は15時間でストーリーをクリアできました。寄り道はそこそこにして早くストーリーを進めました。というのも、筆者が一番好きなポケモンであるダークライをストーリークリア後に捕まえることができるからです(ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールどちらかのセーブデータが必要)。
ストーリークリア後すぐにダークライを捕まえることができたので、最高でした。
筆者はプレイ時間38時間で図鑑をコンプリートできました。
図鑑をコンプリートしても、団員ランクはまだマックスまで上がっていないので、クリアしていないサブ任務をこなしつつ、団員ランク上げを行っていきたいです。
本作は、以下のいずれかに一つでも当てはまる方へおすすめします。
・ファンタジーが好き
・江戸時代や明治時代の世界観が好き
・「ポケットモンスター ダイヤモンド&パール&プラチナ」及びリメイク版が好き
・モンスターと共存する世界を舞台としたストーリーを楽しみたい
・「ポケットモンスター」シリーズが好き
・やりこみ要素のあるゲームをしたい
以上で、「Pokémon LEGENDS アルセウス」のレビューを終了致します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
もしよろしければ、他の記事も読んでいただければ幸いです。