【レビュー】「モノクロームメビウス 刻ノ代贖」ただの青年から右近衛大将へと至る軌跡を体験しよう

2022年11月21日


はじめに

 本記事では「うたわれるもの 偽りの仮面」よりも前の時代を描いた和風ファンタジーRPG「モノクロームメビウス 刻ノ代贖」のレビューをします。


評価
タイトルモノクロームメビウス 刻ノ代贖
ジャンルRPG
対応機種PlayStation 5
PlayStation 4
Microsoft Windows(Steam)
日本語吹替有り
日本語字幕有り
プレイした難易度普通
クリア時間44時間
ストーリー★★★★☆
BGM★★★★☆
グラフィック★★★★☆

ストーリー

 辺境の國「エンナカムイ」に住む主人公の青年「オシュトル」は少女「シューニャ」と出会い、死んだはずの父が遥か遠くの國「アーヴァ=シュラン」にて生きていることを知る。「オシュトル」は父と会うべく、「シューニャ」と共に「アーヴァ=シュラン」を目指すべく旅に出る、、、

 といったストーリーとなっております。

 本作は「うたわれるもの」シリーズと世界観を共有しており、「うたわれるもの 散りゆく者への子守唄」と「うたわれるもの 偽りの仮面」の間の時代を描いております。

 本作の主人公は「うたわれるもの 偽りの仮面」及び「うたわれるもの 二人の白皇」で登場した右近衛大将「オシュトル」です。

 辺境の國の一青年であった「オシュトル」がどのようにして大國「ヤマト」の右近衛大将になったのかが描かれます。

 本作では「うたわれるもの 偽りの仮面」及び「うたわれるもの 二人の白皇」に登場したキャラ達の過去の姿を見ることができます。

 「オシュトル」が「ミカヅチ」や「ムネチカ」達と出会うエピソード、「ウコン」に初めて変装をするエピソードそして、どのようにして仮面(アクルカ)をつけることになったのかなどを見ることができます。

 本作オリジナルのキャラとして「ハル」というキャラが登場しますが、「偽りの仮面」「二人の白皇」に登場したあるキャラと関連が有り、そのキャラと似た性格をしており親近感がわきました。

 「オシュトル」がどのようにして右近衛大将になったのかが見られたので概ね満足ですが、ストーリーに消化不良なところがあったので続編が出ることを期待したいです。

本作よりも前の時代を描いた「うたわれるもの 散りゆく者への子守唄」のレビューを下記リンクにしています。

本作の主人公「オシュトル」のその後がわかる「うたわれるもの 偽りの仮面」と「うたわれるもの 二人の白皇」のレビューを下記リンクにしています。


BGM

 和風の世界が舞台ということも有り、日本楽器が使用されたBGMが多く、世界観とマッチしていました。

 「うたわれるもの」シリーズで流れたBGMも流れました。


グラフィック

 本作は3Dのトゥーン調のグラフィックで描かれております。

 メインキャラのグラフィックは作り込まれておりました。

 本作はモブキャラのグラフィックが独特なもので、目と鼻と口がない、いわゆるのっぺらぼうのような顔でした。


ゲームシステム

 本作はコマンド選択型のRPGです。

 速度の早いキャラから行動することができ、最大4人のパーティで戦闘します。(一時的にスポット参戦するキャラがおり、参戦キャラは自動で行動します)

 戦闘時に貯まるゲージ「光子力ダイナモ」が満タンになるとパーティメンバー全員と交代で「ハル」という高い戦闘力を持ったロボットを召喚することができます。「ハル」のレベルはパーティメンバーの中で最も高いレベルに人物と同じになります。

 敵を倒し、一定量の経験値を取得しているとレベルアップし、その際ポイントを獲得して任意のステータスに割り振ることができます。

 本作はフィールドで敵に攻撃することができ、攻撃すると味方が優位に戦闘を開始することができます。これは「軌跡」シリーズのフィールドアタックと近いシステムです。

 味方のレベルが敵のレベルを大きく上回っていると、フィールドアタックのみで敵を倒すことができ、経験値やアイテムを入手できます。

 ザコ敵で紅いダイコンが登場します。これは「ドラゴンクエスト」シリーズでいうところのはぐれメタルで、低HPかつ高防御ですぐ逃走しますが倒すと多くの経験値が手に入ります。

 大國「ヤマト」の帝都ではフィールドや敵から入手できる素材を消費することで武具や「ハル」の強化を行うことができます。

 武具屋で素材を渡す投資をすると新しい武具が入荷します。

 よろず屋では「ハル」の新しい戦技を取得したり既存の戦技を強化することができるだけでなく、「ABL」という戦闘やフィールドで効果を発揮するスキルを獲得できます。例えば、ミニマップ上に素材や宝箱を獲得できる場所の表記などです。

 各地で依頼を受けることができ、達成するとアイテムや経験値などが入手できます。


クリア時間

 筆者は依頼をほとんどクリアし、武具の投資を最大までし、「ハル」の強化を最大までこなして44時間でクリアできました。

 あまり寄り道をしなければ早くクリアできるかもしれませんが、その場合戦闘に苦戦すると思います。


さいごに

 本作は、以下のいずれかに一つでも当てはまる方へおすすめします。

 ・和風ファンタジーが好き

 ・感動的なストーリーを楽しみたい

 ・魅力的なキャラ達が織りなすストーリーが好き

 ・和風なBGMを楽しみたい

 ・「うたわれるもの」シリーズが好き

 ・RPGが好き

 以上で、「モノクロームメビウス 刻ノ代贖」のレビューを終了致します。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

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