【レビュー】「Vampire Survivors(ヴァンパイア サバイバーズ)」次々と襲い掛かる敵軍を倒して生き延びよう

　本記事では気軽にプレイできる中毒性の高いゲーム「Vampire Survivors(ヴァンパイア サバイバーズ)」のレビューをします。

　本作には明確なストーリーは存在しません。

　あえてストーリーを考えるならば、ヴァンパイアが仕向けたモンスターの軍団から1分でも長く生き延びようといったものになります。

　本作には30人以上のプレイアブルキャラクターがおり、人間・モンスター・死神と多種多様です。なかには、「悪魔城ドラキュラ」シリーズや「ベヨネッタ」シリーズのパロディと思われるキャラもいます。

　明確なストーリーはありませんが、ラスボスが存在し、これを倒すとエンディングが流れます。

　全体的に少しテンポの早いBGMが流れておりました。

　ステージやプレイアブルキャラによって流れるBGMが変わります。

　長時間聞いても飽きないBGMが流れたので本作の中毒性を高める助けとなっております。

　本作は2Dのドット調のグラフィックで描かれております。

　プレイアブルキャラや武器などにパロディ要素があり、元ネタを知っていると楽しめます。例えば、ムチを使うキャラは「悪魔城ドラキュラ」シリーズに登場するキャラにどことなく似ています。パワーアップアイテムでは「ジョジョの奇妙な冒険」に登場する石仮面に似たビジュアルのアイテムがあります。

　と言った具合に主に吸血鬼が登場するコンテンツのパロディ要素が多数あります。

　武器を複数入手したり進化するとどんどん演出が派手になり、インフレ具合をグラフィックでも感じることが出来ます。

　宝箱を取得時にアイテムを3つや5つ入手できることが有り、その際にスロットで大当たりしたような派手な演出があります。

　本作は自動攻撃するキャラでステージ内を上下左右に移動して敵に当たらないようにして1分1秒でも長く生き残るゲームです。

　次々と出てくる敵の大群を倒し自キャラの火力が上がっていく様は爽快感が有り、中毒性を高くします。

　プレイヤーはステージをプレイ中、上下左右移動と武器やアイテムの取捨選択が出来ます。武器を入手すると自動で攻撃します。敵に当たるとHPが減り、ゼロになるとゲームオーバーとなります。

　また、プレイ開始から30分が経過すると死神が現れ、対策をしていない場合は死神に激突されゲームオーバーとなります。

　対策をした場合は死神を倒せますが、35分経過すると白い死神が現れ強制的にゲームオーバーとなります。

　なお、ゲームを終盤まで進めると入手できるレリックを有効化すると、死神が現れず、無限に続けることが出来ます。ただし、プレイアブルキャラが強化されたり敵が多く出現したりとどんどん負荷が大きくなっていきます。筆者は連続で2時間ほど続けましたが画面がカックカクに重くなりました。

　敵を倒すと宝石がドロップし、拾っていくとレベルアップし、武器やパワーアップアイテムを取得できます。武器を最大レベルにし、特定のパワーアップアイテムを持っている場合は、ボス敵が落とす宝箱を拾うと進化し、火力が上がるだけでなく、武器によっては攻撃方法も進化します。

　ステージの開始時や一定時間経過後に拾う宝箱から、強力な効果を持ったアルカナを取得できます。特定の武器に追加効果を付与したり、HPがゼロになっても復活できる回数を増やしたりと多種多様です。

　ステージ内のオブジェクト破壊や宝箱などで入手できるコインはメイン画面で、永続効果のあるパワーアップの有効化やキャラ解放に使用します。また、ステージ内にいる商人からアイテムを購入するのにも使用します。

　特定の敵撃破時や商人から購入できる金の卵はキャラクターの能力を永続的にアップさせることが出来ます。1つだけ使った場合、効果は微妙ですが何十何百と使うと大幅に強くなります。なお、一部金の卵を使用できないキャラがいます。

　本作に登場する永続的な強化要素はオプションでいつでも無効化することが可能なので、強化無しでプレイしたいのに取り返しがつかないということはありません。

　筆者はアーリーアクセスの頃からプレイし、50時間でエンディングを見てクリアしました。ただクリアをするだけなら30時間もかからないと思いますが、本作は中毒性が高く、ついついプレイしたくなります。

　本作は、以下のいずれかに一つでも当てはまる方へおすすめします。

　・ヴァンパイアが好き

　・爽快感のあるゲームを楽しみたい

　・ローグライト要素のあるゲームが好き

　・気軽に1プレイしたい

　以上で、「Vampire Survivors(ヴァンパイア サバイバーズ)」のレビューを終了致します。

　最後までお読みいただきありがとうございました。

　もしよろしければ、他の記事も読んでいただければ幸いです。