【レビュー】「ゼルダの伝説　ティアーズ オブ ザ キングダム」広大な大地と大空と地底を駆け抜けハイラルの異変を解決しよう

　本記事では「ゼルダの伝説　ブレス オブ ザ ワイルド」の続編である「ゼルダの伝説　ティアーズ オブ ザ キングダム」のレビューをします。

　厄災ガノンを倒してハイラルを救ってからしばらく後、リンクとゼルダはハイラル上の地下を探索していた。地下深くでミイラを発見した途端ミイラが動き出しハイラル城は浮遊、ハイラル全土では天変地異が発生してしまう。その際にゼルダとはぐれ瀕死の重傷を負ったリンクは目を覚ますとハイラル上空に浮かぶ島にいた。こうしてハイラル全土と浮遊する島々及び地底を舞台としたゼルダを探しつつハイラル各地の異変を解決する旅が始まる、、、

　といったストーリーとなっております。

　本作は「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の続編で前作で登場したキャラや場所がたくさん登場します。

　また、シリーズでおなじみのキャラも登場します。

　前作と同様に本作も序盤からラスボスに挑戦できますが、ハイラル各地でストーリーを進めつつ地上絵でリンクとはぐれた後のゼルダ視点のストーリーを見てからラスボスに挑むと感動が増します。

　本作は前作をプレイしていなくても楽しむことはできますが、前作をプレイしていたほうがより楽しめます。前作で登場したキャラがその後どうしていたかを知ることができるからです。

　ピアノやオーケストラを中心としたBGMが多く流れつつ、いろんな曲調の曲が場面に応じて流れました。

　前作やシリーズで使用されたBGMやアレンジ版、そしてそれらのフレーズを使用した新規楽曲も多く流れました。

　筆者のお気に入りの曲は本作の「メインテーマ」です。

　また、前作でも流れた「リトの村」、「イワロック戦」、「モルドラジーク戦」もお気に入りです。

　本作は3Dのトゥーン調のグラフィックで描かれています。

　空と大地と地底がシームレスなオープンワールドで繋がっており、圧巻な景色を楽しめます。

　陸地自体は前作とほとんど同じですが、空から見下ろす陸地は前作ではなかった新しい印象が芽生えさせます。

　地底は最初は真っ暗闇で周囲が何も見えませんが、周りを照らすアイテムを使用すると近くの地形がわかるようになり、暗闇の中でもうっすらと光る「地底の根」にインタラクティブすると周囲が明るくなります。

　本作はオープンワールドのアクションゲームです。

　前作で探索できた地上と新たに空と地底を探索できます。

　本作は前作よりも自由度が上がっており、場所や敵の攻略の仕方を工夫できます。武器を使用せずに敵を倒すといったことも可能です。

　本作では5つの能力を使用することができ、自由度を大きく向上させています。

　「ウルトラハンド」という能力は物を浮かせたり物同士をくっつけることが可能で、様々なものを生み出すことができて楽しさが増します。橋やオブジェを作ったり、乗り物を作って乗ることもできます。例えば川を渡る際に、木の板をくっつけて橋を作って渡る、高台を作って上って滑空して渡る、ヨットを作って乗って渡るというように様々な手段を使用することができます。

　「ブループリント」という能力は「ウルトラハンド」で作り出したオブジェや乗り物を設計図として保存しておいて呼び出すことが可能です。また、ハイラル各地で設計図を見つけるとその図面から呼び出すこともできます。

　「スクラビルド」という能力は武器に物をくっつけることができます。これにより、武器から風や火を起こしたり攻撃力を向上させるといったことが可能です。

　「トーレルーフ」という能力は天井を突き抜けて移動することができ、建物の一階から二階に移動したり洞窟の天井を抜けて地上に出るということもできます。地底の一部の場所では地上に抜けることもできます。また、敵の下側から敵の上に抜けることもできます。

　「モドレコ」という能力は動いたものを元の場所に戻すことができ、落下したオブジェクトに乗ってから能力を使うとエレベーター代わりに使えたり、敵が投げたものに使うと敵に当たってダメージが入ったりします。

　筆者は様々な場所に寄り道をしたのでクリアまでに67時間かかりました。本作はフィールドを探索するのが楽しいので、ついついストーリーをそっちのけで探索しました。

　ストーリーはクリアしましたが、やりこみ要素はまだまだ残っているのでこれからプレイしていきたいです。

　本作は、以下のいずれかに一つでも当てはまる方へおすすめします。

　・ファンタジーが好き

　・オープンワールドが好き

　・自由度の高い謎解きを楽しみたい

　・「ゼルダの伝説」シリーズが好き

　・良質なBGMを聞きながらプレイしたい

　・長く楽しめるゲームをプレイしたい

　以上で、「ゼルダの伝説　ティアーズ オブ ザ キングダム」のレビューを終了致します。

　最後までお読みいただきありがとうございました。

　もしよろしければ、他の記事も読んでいただければ幸いです。