【レビュー】「Xenoblade2(ゼノブレイド2)」巨大な獣の体を冒険しよう

2022年8月8日


はじめに

 本記事では「ゼノブレイド」シリーズ2作目である「Xenoblade2(ゼノブレイド2)」のレビューをします。

 ゼノブレイド3をプレイする前の復習として約4年ぶりに再プレイしました。


評価
タイトルXenoblade2(ゼノブレイド2)
ジャンルRPG
対応機種Nintendo Switch
日本語吹替有り
日本語字幕有り
プレイした難易度本編:イージー DLC(前日譚):イージー
クリア時間本編1周目:76時間 本編2周目:23時間
DLC(前日譚)1周目:13時間 DLC(前日譚)2周目:8時間
ストーリー★★★★★
BGM★★★★★
グラフィック★★★★★

ストーリー

 雲海と呼ばれる雲の上を飛ぶ巨大な獣「アルス」の上で人々が生活をしている世界で、主人公の「レックス」は雲海の底に沈んでいる様々なものをサルベージする仕事を生業としていた。ある日、「レックス」は高額な報酬をもらえるサルベージの依頼を受け、「天の聖杯」と呼ばれる存在を発見するが、依頼主に殺されてしまう。その時、「レックス」は「天の聖杯」と世界の中心にそびえ立つ世界樹に連れていくことを条件に命の半分を分け与えられて復活し、ドライバーとなった。果たして、「レックス」は「天の聖杯」を世界樹に連れていくことができるのか、、、

 といったストーリーとなっております。

 本作の舞台は主に複数の巨大獣(アルス)の体の上です。巨大獣(アルス)は雲の上を飛んでおります。

 「Xenoblade」と違い本作ではドライバーとブレイドという2人1組で戦います。ドライバーはアーツという魔法のようなものを使えるブレイドと一緒に戦います。

 ドライバーとブレイドの関係性は簡単に言えば「ペルソナ」です。ペルソナと違う点はドライバーであれば、誰でも複数体のブレイドと組めるところです。

 ドライバーとブレイドの関係性はストーリー上でも重要なものとなってきます。

 世界観の設定が作り込まれており、物語が進むにつれ世界の真実が見えてきます。

 本作は伏線の展開と回収が秀逸となっており、2週目をプレイした際に、何気ないシーンや演出がのちの伏線になっていることに気づきました。

 本作にはDLCとして本編の前日譚を描いた「黄金の国イーラ」があります。500年前の時代が舞台となっており、本編で語られた過去の出来事を追体験することができます。

 本作と「Xenoblade」は舞台となる世界は異なりますが、とある繋がりがあり、本作終盤でどのような繋がりがあるのかが判明します。「Xenoblade」をプレイすると繋がりが明確に理解できるようになります。

 ちなみに、本編とは関係のない部分で「Xenoblade」のキャラと邂逅できます。

 上記のように「Xenoblade」とは舞台となる世界が異なるので、前作を未プレイでも本作を楽しむことができます。

 筆者が1周目をプレイしたときは前作を未プレイでしたが、本作を楽しむことができただけでなく、前作をプレイしたくなり、「Xenoblade Definitive Edition」が発売された際には発売日からプレイしました。

 「Xenoblade3」は「Xenoblade」と本作の世界が融合した世界「アイオニオン」が舞台となっており本作の未来が描かれます。本作で登場した土地やキャラも登場します。

前作「Xenoblade Definitive Edition(ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション)」と続編である「Xenoblade3(ゼノブレイド3)」のレビューを下記リンクにしています。


BGM

 本作は主にロックなBGMが多数流れるほか、様々な曲調のBGMも流れます。

 本作のフィールドで流れるBGMは、一つのフィールドにつき2種類あり、ゲーム内時間の日中と夜で変化します。夜に流れるBGMは日中に流れるBGMとフレーズは同じですが静かな曲調になります。

 筆者のお気に入りのBGMは多数あり、いくつかをご紹介します。

 一番気に入っているBGMはイベントシーンで流れる「Counterattack」です。楽器が途中で変わりつつ徐々に盛り上がっていくこの曲は、イベントシーンで曲名のように反撃しているさまを表しているようでした。この曲は前作「Xenoblade」で流れた「敵との対峙」のフレーズが多く使用されており、よりロックになっております。

 特定のボスシーンで流れる「Incoming!」もお気に入りです。ロックなBGMでテンションが上りました。前奏部分が特にお気に入りです。

 中盤以降の通常戦闘時に流れる「それでも、前へ進め!」もお気に入りです。この曲はロックなBGMで主人公の心境が曲名のように変化したあとから流れ出すので印象深いです。この曲のフレーズは「Xenoblade」の中盤以降の通常戦闘時に流れる「機の律動」のフレーズが使用されており、2曲とも印象深いです。

 本作のフィールド曲で一番気に入っているのは「スペルビア帝国 ~赤土を駆け抜けて~」です。この曲はオーケストラで奏でられ、勇ましさを感じます。

 特定のムービーシーンで流れる「Drifting Soul」も気に入っています。静かな曲調のこの曲が流れたシーンは印象的で、1周目プレイ時から記憶に残り続けています。

 エンディングシーンで流れた「One Last You」は印象深い曲です。歌詞とそれに紐づくムービーは印象的で感動しました。この曲はタイトル画面で流れる「在りし日のふたり」のフレーズが使用されていることもあってか、この曲のあとに戻るタイトル画面の表示も相まって感動は倍増しました。

 DLCである「黄金の国イーラ」の通常戦闘時に流れる「戦闘!!/イーラ」も気に入っています。この曲はジャズ調でピアノとヴァイオリンが奏でるオサレなものとなっております。


グラフィック

 本作は3Dのトゥーン調のグラフィックで描かれております。

 本作はフィールドのグラフィックが作り込まれており、広大なフィールドを冒険することができます。巨大獣(アルス)の上が舞台なことも有り、フィールドの外側を見渡すと巨大獣(アルス)の顔などの体が見られます。

 本作には色んなクリエイターがデザインしたブレイドが登場します。本作のためにデザインされたブレイドはもちろんのこと、「Xenoblade」や「ゼノ」シリーズのキャラもブレイドとして登場します。

 筆者のお気に入りのブレイドは「ホムラ」と「ハナJD」です。

 「Xenoblade」に登場した武器「モナド」は本作のあるキャラが使用しますが、姿や能力が異なります。


ゲームシステム

 本作は独特な特徴のあるRPGで、通常攻撃は自動で行われ、スキルはプレイヤーが任意で発動するといったものになっています。

 「Xenoblade」と違い、本作はドライバーとブレイドの2人セットで戦います。ブレイドとは簡単に言えば「ペルソナ」です。戦闘中、ドライバーはブレイドを最大で3体まで切り替えることができます。ブレイドによって使える技や属性が異なりますので、敵や状況に応じて切り替えて戦います。

 本作はオートバトル機能が実装されているので、戦闘が苦手な方でもプレイしやすくなっています。

 本作には時間の概念が存在し、ゲーム内時間の昼と夜とではフィールドに出現する敵やBGMが変化します。

 本作には1周目のデータを引き継いで2周目を始めるといういわゆるつよくてニューゲームである「Advanced New Game」が実装されております。


クリア時間

 筆者は本編1周目は色々と寄り道をして76時間でクリアできました。

 本編2周目は1周目のデータを引き継いで主にメインストーリーをプレイしましたので23時間でクリアできました。

 DLC(前日譚)1周目は色々と寄り道をして13時間でクリアしました。

 DLC(前日譚)2周目は1周目のデータを引き継いでプレイしましたので8時間でクリアできました。


さいごに

 本作は、以下のいずれかに一つでも当てはまる方へおすすめします。

 ・ファンタジーとSFが合わさった世界観が好き

 ・世界観の作り込まれたシリアスなストーリーを楽しみたい

 ・「ゼノブレイド」シリーズが好き

 ・壮大なフィールドを冒険したい

 以上で、「Xenoblade2(ゼノブレイド2)」のレビューを終了致します。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

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