【レビュー】「Eastward」(イーストワード)美しくも荒廃した世界を冒険しよう
本記事では2021年9月16日に発売された「Eastward」(イーストワード)のレビューをします。
タイトル | Eastward(イーストワード) |
ジャンル | アクションアドベンチャーRPG |
対応機種 | Nintendo Switch Microsoft Windows(Steam) |
日本語吹替 | 無し(どの言語でもボイスなし) |
日本語字幕 | 有り |
プレイした難易度 | 難易度設定無し |
クリア時間 | 17時間 |
ストーリー | ★★★☆☆ |
BGM | ★★★★☆ |
グラフィック | ★★★★★ |
「タタリ」という瘴気によって世界は崩落していき、一部の人類は「タタリ」から逃れるために地下で生活をするようになってから幾星霜、主人公である炭鉱夫の「ジョン」はある日、水槽の中で眠っている少女「珊(さん)」を見つける。それからしばらくした後、トラブルに巻き込まれた「ジョン」と「珊」は地上へ出ることとなる。これは「タタリ」や「珊」の真実を知る冒険の始まりに過ぎなかった、、、
といったストーリーとなっております。
「ジョン」と「珊」は地上のあらゆる場所へ冒険します。冒険の途中で出会う登場人物たちは個性的な方ばかりです。人間はもちろんのこと、人語を解するロボットや猿が登場します。
本作は2D「ゼルダの伝説(例:神々のトライフォース)」、「ドラゴンクエスト」等のオマージュが散りばめられており、これは何のオマージュかなと想像しながらプレイするのが楽しかったです。
おじさん主人公の「ジョン」と少女「珊」が荒廃した世界を冒険するという点では「The Last of Us」を想起しました。
全体的にチップチューン調のBGMで、スーパーファミコンのゲームをイメージしているなと感じました。
筆者のお気に入りのBGMはオープニング・ここぞという場面・エンディングで使用された本作のメインテーマでもある「Eastward」というBGMです。このBGMは曲の盛り上がりが心地よい曲でテンションが上がります。
本作のグラフィックは2Dのドット調です。ドット数が多いので、高精細で非常に見やすいグラフィックでした。また、キャラクターの動作一つ一つが丁寧に作り込まれておりました。
本作はアクションアドベンチャーゲームです。
ゲーム性が近い作品としては2D表示の「ゼルダの伝説(例:神々のトライフォース)」です。武器やアイテムを駆使した謎解きやボスとの戦い、HPの表示がハートでハートのかけら集めやボスとの戦闘に勝利するとハートが増えるといった点が似ています。
したがって、2D「ゼルダの伝説」をプレイしたことがあると本作に馴染みやすいです。
本作は食料を使い料理をし出来上がった食品を持ち運ぶことができます。料理の効果はHPの回復やバフで、序盤は料理をしなくても進行することができますが、終盤になると敵の攻撃パターンが厄介になるうえに火力が上がるので料理した食品を持ち歩くのが必須と言っても過言では有りません。
本作は今いる街から前にいた街やダンジョンに戻ることは出来ませんので、アイテムの取り逃しに注意が必要です。
また、本作のゲーム内に収録されているゲーム「大地の子」はコマンド式のRPGです。「大地の子」とゲーム性が近いゲームはファミコン版「ドラゴンクエスト」です。
「大地の子」の注意点としては終盤になるとプレイできなくなるという点です。
筆者は、本編を17時間でクリアできました。宝箱は極力開けたつもりですが、未開封となったものが多数ありましたので、全部開けるとなると20時間以上はかかると思われます。また、ゲーム内ゲームの「大地の子」はあまりプレイできていませんので、プレイすると更に多くの時間楽しむことができます。
本作は、以下のいずれかに一つでも当てはまる方へおすすめします。
・荒廃した世界(ポストアポカリプス)が好き
・シリアスなストーリーを楽しみたい
・2Dの「ゼルダの伝説」、「The Last of Us」、ファミコン版「ドラゴンクエスト」が好き
・冒険を楽しみたい
以上で、「Eastward」(イーストワード) のレビューを終了致します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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