【レビュー】「密室のサクリファイス／ABYSS OF THE SACRIFICE」巨大地下施設から脱出しよう

　本記事では脱出ゲームである「密室のサクリファイス／ABYSS OF THE SACRIFICE」のリマスター版のレビューをします。

　地下に建設された施設に居住圏を移してから幾星霜、ある時謎の異変が起こり地下施設には5人の少女「ミキ」「アスナ」「オルガ」「クロエ」「イトカ」以外、人々はいなくなった。そして、地下施設は徐々に崩落を始めていた。果たして、過酷な環境下で少女たちは生き延びることができるのか、、、

　と言ったストーリーになっております。

　本作の世界観はSFとなっており、現代よりも技術レベルが高い時代の話となっております。

　本作の主人公は5人の少女となっており、それぞれのキャラ視点で物語が進行していきます。それぞれのキャラごとに8章のストーリーがあります。

　本作はマルチエンディングを採用しており、各キャラのエンディングを見ることでトゥルーエンドへ進むことができます。

　序盤は何がなんだかわからないストーリーでしたが、章を進めたり他のキャラのストーリーを進めることで少しずつストーリーの全容を把握できました。

　本作のストーリーがシリアスなことも有り、全体的に緊迫感が感じ取れる静かでどことなく不穏な雰囲気のBGMが流れていました。

　本作は2Dのトゥーン調のグラフィックで構成されています。

　本作はPSP版のリマスター版ということも有り、高画質化されておりました。

　本作はアドベンチャー形式の脱出ゲームです。

　各章ごとに1～数回、所々で背景をクリックしてそこに写っているものを調べる探索パートがあります。探索パートでは見つけたアイテムを組み合わせて新たなアイテムを生み出し、更に先へ進めるようになります。

　また、謎解きが多々有り、終盤に近づくほど難易度が跳ね上がっております。

　本作にはヒント機能が実装されており、この機能を使用することで謎解きをしやすくなりました。

　筆者はヒント機能や攻略サイトを多用して15時間で全てのルートをクリアできました。

　ヒント機能や攻略サイトを使用しない場合は、20時間以上かかってクリアできるか、クリアできないと思われます。といいますのも、発想力を問われる謎はもちろんのこと、知識がないと考えつかないものもあるからです。

　本作は、以下のいずれかに一つでも当てはまる方へおすすめします。

　・脱出ゲームが好き

　・シリアスなストーリーを楽しみたい

　・謎解きが好き

　・マルチエンディングが見たい

　以上で、「密室のサクリファイス／ABYSS OF THE SACRIFICE」のレビューを終了致します。

　最後までお読みいただきありがとうございました。

　もしよろしければ、他の記事も読んでいただければ幸いです。