【レビュー】「 ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD」マスターソードの誕生を目撃しよう

本記事では、Wii向けに発売された「ゼルダの伝説 スカイウォードソード」のNintendo Switch向けにHDリマスターされた「ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD」のレビューをします。

　人々が空に浮かぶ島「スカイロフト」に移り住んでから幾星霜が過ぎある日、青年リンクは竜巻に巻き込まれ地上に落下したゼルダを探すため誰も立ち入ったことのない地上へと降り立つこととなる、、、

　といったストーリーとなります。

　本作は、「ゼルダの伝説」シリーズで最古の時代を描いた作品で、プレイヤーはシリーズで使われてきたマスターソードの誕生を体験することができます。

　余談となりますが、Nintendo Switchで、シリーズ最古の物語である「ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD」と最も未来を描いた「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」がプレイできるのはエモいと感じました。

　本作のBGMは全体的に質が高く、特にメインテーマとしても使われている「女神の詩」は、神がかっています。

　「女神の詩」は、壮大なオーケストラが奏でられる曲で、ストーリーの中でゼルダによるハープアレンジを聴くことができます。この曲のすごいところは、逆再生をするとシリーズで使われてきた「ゼルダの子守歌」になるというところです。逆再生をしてもBGMとして成り立つどころか、神曲になるというところが良いです。

　また、シリーズでおなじみの曲が多数流れるので「ゼルダの伝説」をプレイしていることを感じられます。

　トゥーン(アニメ)調のグラフィックで、HD化されたこともあり美麗でした。本作でマスターソードの誕生が描かれることもあってか、マスターソードのグラフィックはシリーズの中でも特に美しく見えました。

　本作はアクション・アドベンチャーとなっており、プレイヤーは多種多様な道具を用いて謎をとき敵を倒して進んでいきます。

　空のフィールドでは、鳥に乗って自由に大空を飛ぶことができます。

　タイトルに「ソード」と付くこともあってか、剣でのアクションに力が入っているように感じられました。プレイヤーは任意に剣で切り上げ・切り下げ・水平斬り・斜め切り・突き・回転斬りといったアクションを繰り広げることができます。

　他のシリーズ作品では、HPが満タンのときマスターソード限定でビームを放つことができましたが、本作は任意の剣を天に掲げるとエネルギーがチャージされ、その状態で剣を振るとビーム(スカイウォード)を放つことができます。

　筆者は「Nintendo Switch Proコントローラー」でプレイしましたが、操作性が独特で中盤まで慣れませんでした。大抵の3Dゲームは「Rスティック」でカメラ操作ですが、本作は「L＋Rスティック」となっており、よく操作を間違えました。「Rスティック」は剣の攻撃となっており、操作になれると、自由に剣撃を繰り出せるのが楽しくなりました。

　筆者は、23時間でクリアできました。アイテム収集やサイドクエストはそこそこしました。また、ゲームオーバーを繰り返しましたので、プレイヤースキルのある人は20時間も掛からないでクリアできると思います。やり込んだら30時間以上は楽しめると思います。

　本作は、以下のいずれかに一つでも当てはまる方へおすすめします。

　・ファンタジーが好き

　・謎解きを楽しみたい

　・「ゼルダの伝説」シリーズが好き

　・良質なBGMを聞きながらプレイしたい

　・自由に剣で攻撃したい

　・鳥に乗って大空を飛びたい

　以上で、「ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD」のレビューを終了致します。

　最後までお読みいただきありがとうございました。

　もしよろしければ、他の記事も読んでいただければ幸いです。