【レビュー】「新すばらしきこのせかい」死神ゲームで1位になって願いを叶えよう
本記事では、「すばらしきこのせかい」の続編で2021年7月27日に発売された「新すばらしきこのせかい」のレビューをします。
タイトル | 新すばらしきこのせかい |
ジャンル | アクションRPG |
対応機種 | PlayStation 5 PlayStation 4 Nintendo Switch Microsoft Windows(Epic Games Store) |
日本語吹替 | 有り |
日本語字幕 | 有り |
プレイした難易度 | イージー(ほしいドロップ品次第で変更) |
クリア時間 | 29時間(本編クリア後に開放されるAnother Day部分:40分) |
ストーリー | ★★★★★ |
BGM | ★★★★★ |
グラフィック | ★★★★★ |
主人公の「リンドウ」は友人の「フレット」と渋谷で遊んでいたと思ったら、いつの間にか「死神ゲーム」に参加することになってしまった。「リンドウ」たちは、渋谷から出ることができなくなり、出るためには「死神ゲーム」でトップにならなければならないと死神に言われ、ゲームに臨むこととなる、、、
といったストーリーとなっております。
今作は、前作「すばらしきこのせかい」の3年後の渋谷が舞台となっており、前作ではガラケーが流行していましたが、今作ではスマホが流行しており、キャラクター同士の連絡ではラインが使われていました。「ファイナルファンタジー」シリーズを開発していたスタッフがいることもあってか、ラインスタンプに「ファイナルファンタジー」のチョコボ・カーバンクル・サボテンダー・トンベリが使用されており、ファンの筆者はテンションが上りました。
「すばらしきこのせかい -Final Remix-」で追加されたシナリオ「A NEW DAY」で出た伏線は全て今作で回収されましたので、スッキリしました。
アニメ版「すばらしきこのせかい The Animation」では、「A NEW DAY」部分のシナリオはありませんでしたが、アニメを見てから今作をプレイしても楽しめる作りとなっております。
今作の「死神ゲーム」は前作と違いチーム戦となっており、7日間の「死神ゲーム」で最もポイントを獲得したチームは1つだけ願いを叶えることができ、主人公の「リンドウ」たちは、「死神ゲーム」をやめるために上位争いをすることになります。
主人公の「リンドウ」は「リスタート(いわゆるタイムリープ)」という能力を持っており、同じ日の過去に記憶を保持して戻ることができます。これにより、最悪の結末から回避するために東奔西走します。
今作では、前作のキャラクターがモブからメインまで出演しており、前作キャラと今作キャラの絡みは面白いものでした。前作のメインキャラクターはほぼ全員登場しましたので前作をプレイしているとかなり楽しめます。前作から3年時間が経過しているので、見た目が変わったキャラも多く、ビジュアル面でも楽しみがありました。
今作のシナリオはきれいに伏線回収され、続編に繋がるようなシナリオも有りませんでしたので、スッキリとした気持ちでクリアすることができました。
本編クリア後に開放されるシナリオ「 Another Day 」は本編とは違う世界の話で、いわゆるギャグシナリオとなっております。登場人物は本編で登場した人たちと同じです。
前作と同じくBGMのほとんどがボーカル入りで、曲調はラップを想起させるものとなっております。
前作と同じBGMやアレンジが多く流れたので、「すばらしきこのせかい」の続編なんだなと耳で感じることができました。
前作のオープニングに使用された「Twister」がここぞという見せ場で流れ、テンション爆上がりでした。
前作と同じくコミカルなグラフィックとなっており、今作では3Dグラフィックになっています。今作の3Dグラフィックはコミカルな2Dイラストをそのまま3Dにしたようなもので、完成度が高く感じられました。
今作では前作で使えたバッジが多数使え、2Dだった攻撃が3Dになることにより迫力が増しております。
プレイヤーは様々な効果のある「バッジ」を装着して戦います。今作はそれぞれのバッジに対応したボタンを押すことによって様々な行動を行うことができます。「バッジ」は300種類以上あり様々な組み合わせを行えます。
前作と同じく今作もアクションRPGとなっており、敵を倒すと経験値を獲得し一定以上に達するとレベルアップしステータスが上がります。
前作と同じく、メニュー画面でいつでも難易度の切り替えが可能となっており、難易度によって敵の強さ・獲得経験値・獲得できるアイテムが変わります。
前作は主人公とパートナーの2人で戦いましたが、今作は最大6人のパーティで戦います。仲間になるキャラは主人公含めて7人で、そのうち3人は前作に登場したキャラです。
筆者は基本的にイージーで進め、必要なアイテムに応じて難易度を変更しながらクリアしました。
今作でも食事のシステム(食事をすると食品ごとに設定されたステータスが永久に上昇する)が有り、前作では現実時間の経過によって食事が可能でしたが、今作は戦闘をこなすことにより、満腹ゲージが消化され再度食事が可能になるシステムとなっています。これにより、戦闘に対するモチベーションが上がり、多くこなす戦闘が苦痛ではなく楽しいものとなりました。
今作はマップが見やすくなっており、渋谷で迷子になることなくクリアすることができました。
筆者は、29時間でクリアできました。サイドクエストをほとんどこなしながらプレイしましたので、早い人は20時間も掛からないでクリアできると思います。
本編クリア後に開放されるシナリオ「 Another Day 」は 40分でクリアできる短いシナリオとなっており、ギャグシナリオとしては妥当な長さでした。
今作も収集要素が豊富なので、全てこなしたら40時間以上は楽しめます。
本作は、以下のいずれかに一つでも当てはまる方へおすすめします。
・現代の世界観が好き
・渋谷が好き
・コミカルなグラフィックが好き
・3DアクションRPGが好き
・「キングダムハーツ」、「ファイナルファンタジー」が好き
・サイキックバトルが好き
・タイムリープものが好き
・ボーカル入りBGMを聞きながらゲームがしたい
・数学用語を用いるキャラが好きなゼプトグラムども
以上で、「新すばらしきこのせかい」のレビューを終了致します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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