【レビュー】「NEEDY GIRL OVERDOSE(ニーディ ガール オーバードーズ)」メンヘラ配信者のPになって一緒にフォロワーを増やそう

　本記事ではメンヘラ配信者をプロデュースするADVゲーム「NEEDY GIRL OVERDOSE(ニーディ ガール オーバードーズ)」のレビューをします。

　ある日、主人公「P」の彼女である「雨ちゃん」は動画配信者デビューをして「超絶最かわてんしちゃん」こと「超てんちゃん」になる。目標は30日間でフォロワー100万人達成、果たして「P」は「雨ちゃん」を無事プロデュースできるのか、、、

　といったストーリーとなっております。

　本作はマルチエンディングを採用しており、全21種類のエンディングがあります。

　毎日、昼・夕方・夜に行動することができ、動画配信は夜のみできるのですが、夜に配信をするというスタイルがリアリティがあると思いました。また、30日間でフォロワー100万人達成というものも現実で実現している方がいますので、こちらもリアリティがあります。

　動画配信のネタは様々なものがあり、筆者のお気に入りのネタはPR案件で「超てんちゃんの正直すぎるレビューで冷えっ冷えの空気になるのがシュールで面白かったです。

　「P」の意味は「雨ちゃん」の恋人、プロデューサーという２つの意味合いを含んだものです。

　本作のストーリーはリアリティがあるといいますか、妙に生々しいものとなっており、メンヘラに対する解像度が高いなと思いました。

　ゲームネタやインターネットミームネタが多数ありますので、これらを知っている方はより楽しめると思います。エル・プサイ・コングルゥ

　全体的に独特な雰囲気のBGMが流れました。

　筆者のお気に入りのBGMは超絶最かわてんしちゃんのキャラソンである「INTERNET OVERDOSE」です。この曲は電波感があり癖になります。

　ちなみに本作は音ゲーである「Muse Dash」とコラボをしており、「INTERNET OVERDOSE」をプレイすることができます。

　本作は2Dのドット調のグラフィックで描かれております。

　「Windows XP」のデスクトップからYoutube、Twitter、LINEを操作している気分が味わえるグラフィックでUIが構成されております。「Windows XP」らしさが出るように、デスクトップの画面比率が4:3になっております。

　本作は状況に沿った演出が組み込まれており、作り込みがすごいと思いました。「Doki Doki Literature Club!」が好きな方は本作を楽しめると思います。

　本作はアドベンチャーゲームです。本作の目的は30日間でフォロワー100万人を達成することです。

　日中は動画にするネタを集めて夜に動画配信をしてフォロワー数を増やしていくことになります。

　本作はマルチエンディングを採用しており、全部で21種類のエンディングがあります。

　雨ちゃんにどういった行動を取らせるかにより、4種のパラメータ(フォロワー、ストレス、好感度、やみ度)が変化し、パラメータに応じたエンディングも多数あります。

　ピクチャを選択するとこれまでに見た画像を鑑賞することができます。

　エンディングを一つ見るごとにフォルダを開放でき、開放するごとにピクチャで閲覧できるファンイラストの数が増えます。フォルダの数は30あり、一度見たエンディングでも再度見ることによりフォルダを開放できます。全部で21種類のエンディングに対してフォルダ数は30なので、最低でも一度見たエンディングを9回は繰り返し見ることになります。

　筆者は7時間ですべてのエンディングをクリアできました。攻略サイトを用いて全エンディングを見たので7時間でクリアできましたが、攻略サイトを一切使用しない場合は10時間以上かかるのではないかと思います。

　全フォルダ開放及び全実績解除まで7.5時間で達成できました。実績の一つは運の要素が絡んでくるのでプレイヤー次第で全実績解除までの時間が大きく異なると思います。

　本作は、以下のいずれかに一つでも当てはまる方へおすすめします。

　・メンヘラな女性が好き

　・配信者と共に過ごすストーリーを楽しみたい

　・一風変わったアドベンチャーゲームが好き

　・「Doki Doki Literature Club!」が好き

　・メンヘラ女性と過ごすシミュレーションをしたい

　・一日でサクッとクリアしたい

　以上で、「NEEDY GIRL OVERDOSE」のレビューを終了致します。

　最後までお読みいただきありがとうございました。

　もしよろしければ、他の記事も読んでいただければ幸いです。