【レビュー】リメイク版「ライブアライブ」主人公と時代が異なる複数の物語を体験しよう

2023年3月1日


はじめに

 本記事ではHD-2Dでリメイクされた名作RPG「ライブアライブ」のレビューをします。


評価
タイトルライブアライブ
ジャンルRPG
対応機種Nintendo Switch
日本語吹替有り
日本語字幕有り
プレイした難易度難易度設定無し
クリア時間原始編:2.5時間 西部編:1時間 幕末編:3時間 功夫編:1.5時間
現代編:0.5時間 近未来編:2時間 SF編:2.5時間 中世編:3時間
最終編:6時間  合計:22時間
ストーリー★★★★☆
BGM★★★★
グラフィック★★★★★

ストーリー

 本作は8つの時代で8人の主人公によって物語が進みます。

 原始編:少年は相棒と気ままに暮らしていたがある日1人の女性と出会い、、、

 西部編:放浪の旅を続けるお尋ね者は立ち寄った街で無法集団を迎え撃つこととなる、、、

 幕末編:ある忍びに敵に囚われた男を救出する密命が下り城へと潜入することとなる、、、

 功夫編:とある拳法の老師は3人の弟子を育て拳法を継承させようとする、、、

 現代編:ある格闘家は達人たちと戦闘を経て技を取得し最強の座を手にしようとする、、、

 近未来編:超能力を持つ少年は街を騒がす怪事件に巻き込まれる、、、

 SF編:地球に向けて帰還中の宇宙船内で誕生したロボットはアクシデントに巻き込まれる、、、

 中世編:ある騎士は復活した魔王を倒しさらわれた姫を奪還しようとする、、、

 本作はオムニバス形式で進行し、プレイヤーは任意のタイミングでプレイするシナリオを選択できます。中世編はそれ以外の7つをクリアしないとプレイできません。

 中世編をクリアすると最終編がプレイできるようになり、最初にこれまでのストーリーの主人公を選んでプレイ開始し、世界の各地にいる主人公たちと出会うことで仲間にできます(例外あり)。

 最終編はマルチエンディングとなっており、最初に選ぶ主人公や終盤の選択肢次第でエンディングが変化します。

 筆者のお気に入りのストーリーはSF編と中世編です。

 SF編は他のストーリーと違いミステリー色が強いストーリーとなっており、事件の犯人は何者なのかを想像しながらプレイするのが楽しかったです。

 中世編はファンタジーものの定番であるさらわれた姫を助けに行くストーリーかと思っていたらどんでん返しが有り衝撃的でした。

 HD-2Dのグラフィックかつ主人公8人のオムニバス形式で進行する「オクトパストラベラー」シリーズやドットグラフィックで描かれたあらゆる時代が舞台の「クロノトリガー」が好きな方はおすすめです。

「OCTOPATH TRAVELER II(オクトパストラベラー II)」のレビューを下記リンクにしています。


BGM

 本作はリメイクされるにあたり、アレンジ版のBGMが流れますが、原曲を作曲した下村陽子さんがアレンジをしているので、原曲の雰囲気を損なわず更に完成度が上がったものとなっております。

 それぞれの時代では時代や世界観にあったBGMが流れました。原始編ではウハッウハッと発声しているBGMが流れたり、幕末編では和楽器を使用したBGMが流れたりと言った具合です。

 筆者のお気に入りのBGMの一つは本作のメインテーマである「LIVE・A・LIVE」です。この曲はオーケストラで奏でられた勇ましい曲で、タイトル画面や最終編の通常戦闘で流れ、通常戦闘が楽しくなります。

 他にお気に入りのBGMは各編のボス戦で流れる「MEGALOMANIA」です。テンポが早くテンションの上がる曲でゲーム中に何度も聞きますが飽きることのない名曲です。ちなみにゲーム「UNDERTALE」ではこの曲に似た名前の「MEGALOVANIA」があり、作曲者はこの曲に影響されて作曲されたことも有り、似たようなフレーズが使われている部分があります。「MEGALOVANIA」もボス戦で流れ、テンポが早くテンションの上がる曲でとても良い曲です。


グラフィック

 本作は2Dのドット調のグラフィックで描かれています。なお、本作はHD-2Dでリメイクされており、奥行きのあるドット調のグラフィックが特徴です。

 クオリティの高いドット絵で描かれているのでビジュアル的にも楽しめました。

 各キャラが繰り出す技のエフェクトも凝っており、筆者のお気に入りの技は「画竜点聖の陣」と「旋牙連山拳」です。

 筆者のお気に入りの主人公は西部編主人公の「サンダウン」です。渋くてかっこいいガンマンのおじさんです。


ゲームシステム

 本作は時間経過により貯まるゲージが満タンになった順番から行動をできるというATB形式のRPGとなっております。戦闘時はマス移動ができ、技ごとに攻撃範囲が定められており、「軌跡」シリーズに似た部分があり、シリーズ経験者は馴染みやすいと思います。

 本作も従来のRPG同様に、敵を倒すと経験値を獲得し一定に達するとレベルアップし各種ステータスが上昇します。

 ただし、SF編主人公の「キューブ」は例外でレベルが初期値から上昇せず、敵が落とす「強化パーツ」というアイテムでステータスを強化します。「キューブ」は回復役として非常に役立ちパーティの安定性向上に貢献します。


クリア時間

 筆者は各主人公の最強武器を取得したりと寄り道しつつ22時間でクリアできました。

 寄り道をしない場合は20時間もかからずにクリアできると思います。また、最大レベルまでレベリングをした場合は30時間以上はかかると思われます。


さいごに

 本作は、以下のいずれかに一つでも当てはまる方へおすすめします。

 ・中世やSFといった色んな時代が登場するゲームが好き

 ・複数の主人公が登場するストーリーを楽しみたい

 ・「オクトパストラベラー」、「クロノトリガー」が好き

 ・じっくりとクリアしたい

 以上で、「ライブアライブ」のレビューを終了致します。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

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