【レビュー】「英雄伝説 黎の軌跡 」(クロノキセキ)裏解決屋として様々な依頼をこなそう

2022年9月16日


はじめに

 本記事では2021年9月30日に発売された「軌跡」シリーズ最新作「英雄伝説 黎の軌跡」のレビューをします。


評価
タイトル英雄伝説 黎の軌跡(クロノキセキ)
ジャンルストーリーRPG
対応機種PlayStation 5
PlayStation 4
日本語吹替有り
日本語字幕有り
プレイした難易度VERY EASY
クリア時間1周目:53時間  2周目:33時間
ストーリー★★★★★
BGM★★★★★
グラフィック★★★★☆

ストーリー

 七曜暦1208年9月、カルバード共和国で警察や遊撃士ギルドに、相談して表沙汰に出来ない依頼や後回しにされやすい案件をこなす裏解決屋を営む主人公「ヴァン・アークライド」はある日、「アニエス・クローデル」からある物を探してほしいとの依頼を受ける。それはやがて、共和国全土を巻き込む事件へと関わることとなる、、、

 といったストーリーとなっております。

 本作は「軌跡」シリーズの最新作です。「軌跡」シリーズは「那由多の軌跡」以外の作品は世界観を共通しており(那由多の軌跡に登場したあるキャラの見た目が軌跡シリーズに登場する重要なキャラと瓜二つであるので世界観が共通している可能性は捨てきれません)、作品によって舞台や時代とまではいきませんが数年時間軸が異なっております。本作はこれまでのシリーズで訪れることが出来なかった「カルバード共和国」が舞台となっており、2021年現在、最も先の時間軸である七耀暦1208年の出来事が描かれております。前作「創の軌跡」から1年半後から物語が始まります。

 今作ではこれまでの「軌跡」シリーズで登場したキャラクターが多数登場しており、その中には「空の軌跡」から久々に登場するキャラクターもいます。また、今作の新キャラクターとこれまでのシリーズに登場したキャラクターとの意外な関係性を持つキャラが多数登場しました。

 今作は裏解決屋として個人から組織まであらゆる顧客から様々な内容の依頼を受けます。

 依頼をこなす過程で共和国の各地を訪れます。前作まで名前のみ出ていた土地に訪れることもできるので、実際に訪れたときは感慨深かったです。

 本作は、「閃の軌跡Ⅱ」や「英雄伝説 閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-」のように綺麗に一区切りがついて終わりました。とわいえ、今作で張り巡らされた伏線がすべて回収されたわけではないので続編が楽しみです。また、今作の新キャラと今作では登場しなかった前作までのキャラとの絡みも楽しみです。


BGM

 全体的にロックなBGMが多いです。

 筆者のお気に入りのBGMは2つ有り、1つは「グレンデル」状態で戦闘をしているときに流れる「Rise of the GRENDEL」で、テクノ調とピアノが融合したテンションの上がる曲でした。2つ目は複数のボス戦で使われた「Hard Desperation」で、「閃の軌跡」で使用された「Exceed!」の旋律が一部分使用されており、テンションが上りました。


グラフィック

 3Dのトゥーン調のグラフィックで描かれています。

 一部のイベントシーンでは2Dのイラストが挿入されておりました。

 料理のグラフィックが美味しそうに描かれておりました。

 本作ではこれまでのシリーズで登場したキャラクターの成長を伺うことが出来、満足しました。


ゲームシステム

 本作はこれまでの「軌跡」シリーズから進化したシステムが用いられており、これまでのコマンド型RPGとアクションRPGの要素が加わりました。

 これまでの「軌跡」シリーズではフィールドアタックをしても敵にダメージを与えることは出来ませんでしたが、今作は敵にダメージを与えられるだけでなく倒すこともできるようになりました。

 フィールド上の敵と戦う際は従来のようにコマンド型のRPGで戦闘をするのとアクションRPGで戦闘をすることをその都度選択できるようになりました。ボス戦はこれまでのシリーズ同様にコマンド型での戦闘のみです。

 本作ではいわゆるつよくてニューゲームに該当する「NEW GAME+」が実装されており、レベルや装備などのクリア時の状況を引き継いで次の周をプレイできます。


クリア時間

 筆者はすべてのクエストをこなし、すべての宝箱を回収して53時間でクリアできました。

 メインストーリーのみを進める場合は35時間ほどでクリアできるのではないかと思います。

 とわいえ、今作のクエストはどれも面白いものばかりなのでクエストをすべてこなすのを推奨します。

 今作は「創の軌跡」とは違い、ゲームをクリアしたら隠しダンジョンが開放されるといった要素はありませんし、首都「イーディス」以外の各地は次章以降訪れることは出来ませんので、じっくりプレイすることをオススメします。

 2022年9月に「英雄伝説 黎の軌跡II -CRIMSON SiN-」をプレイする前におさらいとして本作の2周目をプレイしました。

 2周目では1週目のデータを引き継いでサブクエストなどはやらずにメインストーリーのみを進め、33時間でクリアしました。


さいごに

 本作は、以下のいずれかに一つでも当てはまる方へおすすめします。

 ・ファンタジーが好き

 ・SFが好き

 ・シリアスなストーリーを楽しみたい

 ・「軌跡シリーズ」が好き

 ・大長編ゲームが好き

 ・膨大な設定が練られた世界を巡りたい

 ・豪華声優陣の演技を聞きたい

 以上で、「英雄伝説 黎の軌跡」のレビューを終了致します。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

 もしよろしければ、他の記事も読んでいただければ幸いです。

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