【レビュー】「Xenoblade Definitive Edition(ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション)」神の体を冒険しよう
本記事では「ゼノブレイド」シリーズ1作目である「Xenoblade Definitive Edition(ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション)」のレビューをします。
「ゼノブレイド3」をプレイする前の復習として約2年ぶりに再プレイしました。
タイトル | Xenoblade Definitive Edition (ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション) |
ジャンル | RPG |
対応機種 | Nintendo Switch |
日本語吹替 | 有り |
日本語字幕 | 有り |
プレイした難易度 | カジュアル |
クリア時間 | 本編1周目:27.5時間 本編2周目:16時間 後日談1周目:5時間 後日談2周目:4.5時間 |
ストーリー | ★★★★★ |
BGM | ★★★★★ |
グラフィック | ★★★★★ |
人間(ホムス)と機械で作られた兵士の機神兵との激戦から1年後、コロニー9で過ごす主人公「シュルク」は機神兵に有効な武器「モナド」の研究をして生活していた。そんなある日、コロニー9に機神兵の軍団が襲撃をしてきた。「モナド」で機神兵を撃破していった「シュルク」達だったが、顔のある黒い機神兵「黒いフェイス」に幼なじみを襲われてしまう。やがて、機神兵たちは撤退していったが、幼なじみの亡骸はどこにもなかった。「シュルク」は「黒いフェイス」に復讐するべく、旅立つこととなる、、、
といったストーリーとなっております。
本作の舞台は2柱の巨大な神の体の上で、独特な世界観となっております。
本作の世界には様々な種族が暮らしており、人間(ホムス)、頭に鳥の羽が生えた「ハイエンター」、全身モフモフで丸っこい「ノポン」等がいます。
本作のストーリーで重要なカギを握る武器「モナド」はゲームシステム上でも様々な役割を果たします。
また、世界観の設定も作り込まれており、物語が進むにつれ世界の真実が見えてきます。
ネットミームにもなった「穏やかじゃないですね」は人々からクエストを受注する際に「シュルク」が発言するセリフです。
「Xenoblade Definitive Edition」では追加要素として本編の後日談であるストーリー「つながる未来」が収録されております。本編終了後から1年後の話になります。
本作と「Xenoblade2」は舞台となる世界は異なりますが、とある繋がりがあり、本作終盤でどのような繋がりがあるのかが垣間見えます。「Xenoblade2」をプレイすると繋がりが明確に理解できるようになります。
「Xenoblade3」は「Xenoblade2」と本作の世界が融合した世界「アイオニオン」が舞台となっており本作の未来が描かれます。本作で登場した土地やキャラも登場します。
本作の続編である「Xenoblade2(ゼノブレイド2)」と「Xenoblade3(ゼノブレイド3)」レビューを下記リンクにしています。
本作は主にロックなBGMが多数流れるほか、様々な曲調のBGMも流れます。
本作ではデフォルトでアレンジ版のBGMが流れますが、オプションでWii版「Xenoblade」のBGMに変更することもできます。
本作のフィールドで流れるBGMは、一つのフィールドにつき2種類あり、ゲーム内時間の日中と夜で変化します。夜に流れるBGMは日中に流れるBGMとフレーズは同じですが静かな曲調になります。
筆者のお気に入りのBGMは多数あり、いくつかをご紹介します。
一番気に入っているBGMはフィールドの強敵戦やいくつかのイベントシーンで流れる「名を冠する者たち」です。この曲はロックなBGMとなっており、テンポが早く敵との戦闘の激しさを表しているようでした。
同じくロックな戦闘BGMとして「機の律動」もお気に入りです。この曲は中盤以降の通常戦闘時に流れ、これまでの通常戦闘時に流れていたBGMよりも激しさを増し、物語も佳境に入ったんだなと感じさせるBGMです。この曲のフレーズは「ゼノブレイド2」の中盤以降の通常戦闘時に流れる「それでも、前へ進め!」に使用されており、流れるシチュエーションも同じなため、テンションが上がります。
戦闘BGM以外で気に入っている曲としてはイベントシーンで流れる「敵との対峙」です。楽器が途中で変わりつつ徐々に盛り上がっていくこの曲はイベントシーンのシチュエーションの変化を表しているようでした。「ゼノブレイド2」ではこの曲のフレーズが使用され更にロックになった「Counterattack」という曲が流れます。
他に気に入っている曲としては「ガウル平原」があります。明るくて壮大な曲調のこの曲は、広大なフィールドを一望できるガウル平原にぴったりなBGMです。
本作は3Dのトゥーン調のグラフィックで描かれております。
本作はフィールドのグラフィックが作り込まれており、広大なフィールドを冒険することができます。
本作のフィールドは2柱の巨大な神の体となっており、巨神界を冒険しているときは機神を眺めるとができ、機神界を冒険しているときは巨神を眺めることができるという、本作ならではのロケーションが魅力的です。
本作のストーリー上でも重要な武器である「モナド」のデザインもよくできており、武器が変形してビームの刃が出るところや柄の上部にあるガラスプレートに漢字が表示されるのが格好良くて好きです。
本作は独特な特徴のあるRPGで、通常攻撃は自動で行われ、スキルはプレイヤーが任意で発動するといったものになっています。
また、本作独自の要素として未来視(ビジョン)があります。これは、戦闘時に未来が見えることがあり、対策をすることで味方が壊滅的なダメージを受けることを阻止できます。
本作には時間の概念が存在し、ゲーム内時間の昼と夜とではフィールドに出現する敵やBGMが変化します。
広大なフィールドを冒険できる本作では、目的地にどんなルートで行けばよいのかが分かりやすくなるよう、ミニマップ上にルートが表示されます。これによって、ゲームクリアまでに迷子になることはなく、快適にフィールドを冒険できました。
本作には1周目のデータを引き継いで2周目を始めるといういわゆるつよくてニューゲームである「Advanced New Game」が実装されております。
筆者は本編1周目は27.5時間でクリアできました。
本編2周目は1周目のデータを引き継いでプレイしましたので16時間でクリアできました。
後日談1周目はそこそこ寄り道をして5時間でクリアしました。
後日談2周目は4.5時間でクリアしました。1周目とクリア時間に大差がないのは後日談には、いわゆる強くてニューゲームの機能がなく、新規ではじめたからです。
本作は、以下のいずれかに一つでも当てはまる方へおすすめします。
・ファンタジーとSFが合わさった世界観が好き
・世界観の作り込まれたシリアスなストーリーを楽しみたい
・「ゼノブレイド」シリーズが好き
・壮大なフィールドを冒険したい
以上で、「Xenoblade Definitive Edition(ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション)」のレビューを終了致します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
もしよろしければ、他の記事も読んでいただければ幸いです。