【レビュー】「英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ -CRIMSON SiN-(クロノキセキツー クリムゾン シン)」紅い魔装鬼を追いかけよう
本記事では「軌跡」シリーズである「英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ -CRIMSON SiN-」のレビューをします。
タイトル | 英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ -CRIMSON SiN- |
ジャンル | ストーリーRPG |
対応機種 | PlayStation 5 PlayStation 4 |
日本語吹替 | 有り |
日本語字幕 | 有り |
プレイした難易度 | VERY EASY |
クリア時間 | 38時間 |
ストーリー | ★★★★★ |
BGM | ★★★★★ |
グラフィック | ★★★★★ |
七曜暦1209年2月、主人公の「ヴァン・アークライド」の住んでいるカルバード共和国で連続的な猟奇殺人事件が発生する。「ヴァン」はある人物から犯人は紅い魔装鬼に変身したという話を聞き、黎い魔装鬼に変身できるものとして、自身の潔白を証明するためにも事件の捜査へ乗り出すこととなる、、、
といったストーリーとなっております。
本作は前作「英雄伝説 黎の軌跡」のラストから2ヶ月が経過したところから始まり、舞台は前作から引き続き「カルバード共和国」です。
前作で未回収だった伏線のいくつかは本作で回収されます。前作で正体不明だった人物の正体や前作で新登場したキャラの過去や前作で登場しなかった8つめのゲネシスの所在などが明らかとなります。
今作では前作のキャラが多数登場するだけでなく、「創の軌跡」及びそれよりも前の作品のキャラも登場します。
本作のストーリーはチャプター選択式で進行し、同じ時間軸で登場人物や舞台となる場所が別のストーリーが展開されます。選ばなかった方のストーリーは選んだストーリーの終了後に展開されます。「創の軌跡」で展開されたクロスストーリーと同じように進行します。
特定のタイミングで見ることで見ることができる「コネクトイベント」では特定のキャラ同士の絡みを見ることが出来ます。終盤に見られるコネクトイベントの一つではシリーズ経験者にとっては感慨深いものが見られました。
本作のストーリーはこれまでのストーリーとは一風変わった要素があります。ある意味、「閃の軌跡IV」の終盤と似ています。
メニュー画面から「ARCHIVE」を選択することが出来、今までの軌跡シリーズのストーリーのダイジェストを読むことができる他、年表・用語解説・登場人物紹介を読むことができるので、シリーズを久しぶりにプレイする方でも安心して楽しむことが出来ます。
本作は前作と同様に綺麗に一区切りがついて終わりました。とわいえ、前作で張り巡らされた伏線がすべて回収されたわけではないので続編が楽しみです。また、前作で新登場したキャラと今作では登場しなかったいままでのシリーズで登場したキャラとの絡みも楽しみです。
前作「英雄伝説 黎の軌跡」のレビューを下記リンクにしています。
軌跡シリーズ特有のヴァイオリンとロックが融合した楽曲は本作でも多く流れました。
前作のBGMも多数使われており、続編であることを音からも感じ取れてテンションが上りました。
筆者のお気に入りのBGMはミニゲームのハッキングをするときに流れるものです。
3Dのトゥーン調のグラフィックで描かれています。
筆者はPS5版をプレイしましたが、これまでにプレイしたPS4版よりもグラフィックが向上していました。
本作ではこれまでのシリーズで登場したキャラクターの成長を伺うことが出来、満足しました。
前作から引き続きコマンド型RPGとアクションRPGの要素が加わったもので、フィールド上の敵と戦う際は従来のようにコマンド型のRPGで戦闘をするのとアクションRPGで戦闘をすることをその都度選択できます。
今作ではアクションRPGの要素が進化して、アーツも使用できるようになりました。
また、ボス戦はこれまでのシリーズ同様にコマンド型での戦闘のみです。
今作ではシリーズでおなじみの釣りができるようになりました。
本作には「お伽の庭城(メルヒェンガルテン)」という任意のタイミングで何度でも挑戦できるダンジョンに行くことが出来、仲間キャラを自由に編成して攻略できます。「創の軌跡」にあった「夢幻回廊」と似ています。
筆者は全てのクエストクリアや「お伽の庭城」の全階層クリアなどの寄り道をして38時間でクリアできました。難易度を「VERY EASY」にしてプレイしたので難易度を上げた場合はクリアに要する時間は増えます。
本作は、以下のいずれかに一つでも当てはまる方へおすすめします。
・ファンタジーが好き
・SFが好き
・シリアスなストーリーを楽しみたい
・「軌跡シリーズ」が好き
・大長編ゲームが好き
・膨大な設定が練られた世界を巡りたい
・豪華声優陣の演技を聞きたい
以上で、「英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ -CRIMSON SiN-」のレビューを終了致します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
もしよろしければ、他の記事も読んでいただければ幸いです。