【レビュー】「PowerWash Simulator(パワーウォッシュ シミュレータ)」汚れた建築物や車両を高圧洗浄しよう

　本記事では高圧洗浄シミュレータである「PowerWash Simulator(パワーウォッシュ シミュレータ)」のレビューをします。

　高圧洗浄業を始めた主人公は身近なものから大きな建築物まで洗浄していくこととなる。

　といったストーリーとなっております。

　本作のストーリーはキャリアモードで展開され、依頼を受注する際の文章や高圧洗浄中に受信するチャットの内容から伺うことができます。

　本作はあくまで高圧洗浄のシミュレーターなのでストーリーはフレーバー程度となっております。なので、細かいストーリーを妄想しながら高圧洗浄するのも楽しみ方の一つです。

　ちなみに1つの依頼につき、ある程度洗浄を進めると次の依頼がアンロックされるのですが、次の依頼で周囲に以前の依頼で洗浄したものが置いてあったりとストーリーの繋がりを確認することができます。

　無料DLCにて「Tomb Raider」シリーズに登場する建物や車両を洗浄することが可能となりました。洗浄中にシリーズの主人公である「ララ・クロフト」からのチャットを読むことができます。

　無料DLCにて「FINAL FANTASY VII」に登場する建物・車両や武器・兵器を洗浄することが可能となりました。洗浄中に「リーブ」など神羅カンパニーの役員や「ティファ・ロックハート」からのチャットを読むことができます。グラフィックは「FINAL FANTASY VII REMAKE」に準じています。

　本作はBGMが流れません。ただし、水で高圧洗浄する音といったSEや近くの車道を車が通る音といった環境音は流れます。

　動画サイトや音楽ソフトで好きな音楽を流しながら高圧洗浄をするのがおすすめです。

　本作はトゥーン調とフォトリアル調の中間ぐらいで描かれた3Dのグラフィックとなっております。一部の洗浄対象はフォトリアル調で描かれています。

　高圧洗浄のシミュレーターなだけあって水の表現はリアリティがあります。

　水しぶきやオブジェクトの濡れ具合や乾き方はリアリティが高く、没入感を高めてくれました。

　洗浄前はオブジェクトのカラーリングは泥などの汚れでわかりませんが、洗浄していくにつれカラーリングの全容が垣間見えるのが楽しかったです。

　本作は依頼を受注して建築物や車両の汚れを落とし、次の依頼をこなすというのが基本となります。

　依頼によって洗浄にかかる時間は5分から約6時間とバリエーション豊かです。

　本作にはストーリーが展開されるキャリアモード、特殊なものを洗浄できるチャレンジモード、キャリアモードで洗浄したものを再度洗浄できるフリーモード、洗浄する時間を競うタイムアタックモードがあります。

　本作は1人称視点で高圧洗浄します。FPSに慣れている方はプレイしやすいと思います。

　メニューを開くとオブジェクトのどの部分を何%洗浄したかを確認できるので、どこを洗ったらいいのか不明になることはありませんでした。

　汚れを落とすと資金を得ることができ、ショップで性能の良い高圧洗浄機やアタッチメントなどを購入することができます。

　高圧洗浄機の先端についているノズルを変更できます。ノズルによって水をかけられる距離や面積が変わります。

　本作は操作性がよく、カメラ固定や汚れの有無を光で確認といった操作などを簡単に行うことができます。

　ボタンを押し続けなくても水を常に放水状態にするボタンも搭載されておりプレイしやすいです。

　筆者はキャリアモードを45時間でクリアできました。洗浄液を使わず水のみで洗浄をするという縛りプレイをしたのでクリアに時間がかかりましたが、縛りプレイをしなければ40時間かかるかどうかでクリアできると思います。

　本作は、以下のいずれかに一つでも当てはまる方へおすすめします。

　・水鉄砲が好き

　・汚れたものをきれいに洗浄したい

　・塗装が好き

　・「スプラトゥーン」シリーズ、「Tomb Raider」シリーズ、「FINAL FANTASY VII」が好き

　・ストレスを解消したい

　以上で、「PowerWash Simulator(パワーウォッシュ シミュレータ)」のレビューを終了致します。

　最後までお読みいただきありがとうございました。

　もしよろしければ、他の記事も読んでいただければ幸いです。