【レビュー】「ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~」3年研鑽した錬金術士として新たな地でひと夏の冒険をしよう
本記事では「ライザのアトリエ」シリーズ2作目「ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~」のレビューをします。
「ライザのアトリエ3 ~終わりの錬金術士と秘密の鍵~」をプレイする前の復習として約2年ぶりに2周目をプレイしました。
タイトル | ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~ |
ジャンル | RPG |
対応機種 | PlayStation 5 PlayStation 4 Nintendo Switch Microsoft Windows(Steam) |
日本語吹替 | 有り |
日本語字幕 | 有り |
プレイした難易度 | EASY |
クリア時間 | 1周目:32.5時間 2周目:23時間 |
ストーリー | ★★★★★ |
BGM | ★★★★★ |
グラフィック | ★★★★★ |
錬金術士の「ライザ」は島の人たちの依頼解決や子供たちの先生として教えたりして過ごしていたある日、王都にいる友人から錬金術と関連のある遺跡の調査を一緒にしないかと誘いの手紙をもらう。ちょうど錬金術に行き詰まっていた「ライザ」は王都に行くことを決意する。そのときに村の顔役から不思議な色をした石の正体を確かめてほしいと依頼される。そして「ライザ」は王都及びその周辺地域で再度ひと夏の冒険をすることとなる、、、
といったストーリーとなっております。
本作の時間軸は前作「ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~」から3年で、舞台となる場所は前作でも時々話題に上がっていた王都「アスラ・アム・バート」及びその周辺地域です。
前作のプレイアブルキャラクターは全員登場し、新たなキャラも多数登場します。前作プレイアブルキャラクター6人の内、今作でプレイアブルなのは4人です。残り2人はプレイアブルではないもののストーリーでちょくちょく登場します。
本作ではマスコット的なキャラクター「フィー」が登場し、癒されます。
前作「ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~」と続編「ライザのアトリエ3 ~終わりの錬金術士と秘密の鍵~」のレビューを下記リンクにしています。
前作と似た雰囲気のケルト調のBGMが多く流れました。
筆者のお気に入りのBGMは「芒種、鼠黐の薫風」、「It’s all uphill from here」と「白露、荻の上風」です。
「芒種、鼠黐の薫風(ぼうしゅ、ねずみもちのくんぷう)」は前半の通常戦闘時に流れる曲で、アコースティックギターの前奏から始まり、笛などの様々な楽器の音色が次から次へと流れていき、目まぐるしく変わる戦況の変化を表しているようでした。
「It’s all uphill from here」はボス戦で流れる曲で、ギター・笛・ピアノなどの楽器による音色が心地よいです。また、前作のボス戦で流れた「白南風」のフレーズが使用されています。
「白露、荻の上風」は後半の通常戦闘時に流れる曲で、アコースティックギター・笛・ピアノなどの楽器による音色が心地よい曲で、「芒種、鼠黐の薫風」のフレーズも使用されています。
本作は3Dのトゥーン調のグラフィックで描かれています。
イベントの一部シーンでは2Dの一枚絵が表示されます。
前作から3年が経過しているので、前作登場キャラの見た目の変化が激しいキャラもいれば全く変化のないキャラもいます。
本作のマスコット的なキャラである「フィー」は非常に愛らしい見た目をしており、癒し効果が高いです。
本作は採集や戦闘で入手した素材を錬成して戦うコマンド型のRPGです。
敵を倒すと経験値・お金・素材を入手することができ、経験値は一定に達するとレベルが上がり、各ステータスが上昇し、素材は錬金術に使用します。お金は素材の購入などに使用します。
本作を進めるにあたって欠かせないのは錬金術です。錬金術の用途は様々で、これまで行けなかった場所に錬金術で作成したアイテムで行く、錬金術で作成したアイテムで錬金術に使用するアイテムを入手する、ストーリー進行に錬金術を用いる、依頼を受けてアイテムを錬成する、錬金術で作成したアイテムを売る、錬金術で武器や防具を作成する、錬金術で作成したアイテムでモンスターと戦闘をするなどです。
錬金術でアイテムを錬成するとSPが手に入り、SPで新たな錬金術のレシピや新たなシステムを開放することができます。
錬金術は奥が深く、同じアイテムを錬成する場合でも、使用する素材の品質や特性次第で大きく性能が変わります。
本作はゲームクリアデータをロードすることで、クリアした状態のまま続きをプレイすること(ストーリーはラスボス戦前に戻り所持アイテムやステータスなどはクリア後状態)や一部アイテムなどを引き継いで新しくゲームを始めることができます。
筆者は1周目は32.5時間でクリアできました。
2周目は1周目のデータを引き継ぎつつ「ライザのアトリエ3 ~終わりの錬金術士と秘密の鍵~」をより楽しむため、ストーリーのおさらいを目的としてメインストーリーやメインキャラとのストーリーをプレイしたので23時間でクリアできました。なお、2周目では1周目で作成した強力なアイテムを使用したので戦闘時間は大幅に短縮されました。
本作は、以下のいずれかに一つでも当てはまる方へおすすめします。
・ファンタジーが好き
・採集や戦闘で入手した素材を用いて様々なアイテムを作りたい
・マスコットキャラに癒されたい
・「アトリエ」シリーズが好き
・じっくりと楽しみたい
以上で、「ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~」のレビューを終了致します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
もしよろしければ、他の記事も読んでいただければ幸いです。