【レビュー】「魔法少女ノ魔女裁判」どの魔法少女が事件を起こしたのか魔女裁判をしよう


はじめに

 本記事では「魔法少女ノ魔女裁判」のレビューをします。


評価
タイトル魔法少女ノ魔女裁判
ジャンル魔法議論ミステリーADV
対応機種Microsoft Windows(Steam)
日本語吹替有り
日本語字幕有り
プレイした難易度難易度設定無し
クリア時間25時間
ストーリー★★★★★
BGM★★★★★
グラフィック★★★★★

ストーリー

 主人公の少女は目が覚めると牢の中に囚われていた。そこに一羽のフクロウが現れ、世界に害をなす魔女である可能性があるので孤島にある牢屋敷に閉じ込め囚人として暮らしてもらうと告げられた。牢屋敷では十数人ほど同じ年頃の少女たちが閉じ込められていた。少女たちはそれぞれ固有の魔法を使うことができる魔法少女だった。牢屋敷で生活し始めて幾ばくか過ぎたころ、殺人事件が発生する。犯人は魔女になり事件を起こしたので少女たちの中から一人を選んで投票する魔女裁判を行ってもらうとフクロウに告げられ、事件の真相を暴く魔女裁判が行われる、、、

 といったストーリーとなっております。

 本作は閉鎖空間で発生する殺人事件の犯人を突き止めるのですが、独自の要素として犯行のトリックには魔法が絡んできます。ストーリーを進めていく中でだれがどんな魔法を使えるのか判明します。

 閉鎖空間での裁判や真犯人を処刑すること、動物をモチーフとしたマスコットキャラが黒幕の手先など「ダンガンロンパ」シリーズと近い部分があるのでシリーズファンは楽しめます。もちろん、ファン以外でも楽しめます。

 後半のストーリー展開は本作ならではのものとなっており新鮮味がありました。


BGM

 オーケストラ、コーラス、ロックなど様々な曲調の曲が流れました。

 裁判パートのBGMはどれもよく、場の状況やキャラの心理状態などがわかりやすくなるような曲が流れ、臨場感が高まりました。


グラフィック

 本作は2Dのトゥーン調のグラフィックで描かれております。

 一部のイベントでは専用の一枚絵が表示されます。

 血溜まりの描写は赤い蝶に変換されるので血液が苦手な人でも安心できます。

 血溜まりが赤い蝶になって表現されていることもあり、死体のイベントスチルは残酷さがありつつもどこか神秘的で美しさを感じさせるものとなっており見ごたえがあります。


ゲームシステム

 本作は裁判で事件の真相を暴くヴィジュアルノベルです。

 裁判では矛盾した発言に証拠を突き付けることで議論が進んでいきます。

 ストーリーの随所で選択肢が登場し選択次第でバッドエンドとなります。なお、どの選択肢を選ぶとバッドエンドになるのかが選択肢に表示されるのでわかりやすいです。また、バッドエンドになった際は直前の選択肢に戻ることができますので気軽にバッドエンドを見やすいです。バッドエンドの中には舞台となる場所や人の深堀がされていることがあるので見たほうがストーリーをより楽しめます。


クリア時間

 筆者はすべてのバッドエンドを見つつ25時間でクリアできました。


さいごに

 本作は、以下のいずれかに一つでも当てはまる方へおすすめします。

 ・謎解きが好き

 ・魔法というファンタジーが絡むミステリーを楽しみたい

 ・「ダンガンロンパ」シリーズ、「逆転裁判」シリーズが好き

 以上で、「魔法少女ノ魔女裁判」のレビューを終了致します。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

 もしよろしければ、他の記事も読んでいただければ幸いです。