【レビュー】リメイク版「ライブアライブ」主人公と時代が異なる複数の物語を体験しよう
本記事ではHD-2Dでリメイクされた名作RPG「ライブアライブ」のレビューをします。
本作は8つの時代で8人の主人公によって物語が進みます。
原始編:少年は相棒と気ままに暮らしていたがある日1人の女性と出会い、、、
西部編:放浪の旅を続けるお尋ね者は立ち寄った街で無法集団を迎え撃つこととなる、、、
幕末編:ある忍びに敵に囚われた男を救出する密命が下り城へと潜入することとなる、、、
功夫編:とある拳法の老師は3人の弟子を育て拳法を継承させようとする、、、
現代編:ある格闘家は達人たちと戦闘を経て技を取得し最強の座を手にしようとする、、、
近未来編:超能力を持つ少年は街を騒がす怪事件に巻き込まれる、、、
SF編:地球に向けて帰還中の宇宙船内で誕生したロボットはアクシデントに巻き込まれる、、、
中世編:ある騎士は復活した魔王を倒しさらわれた姫を奪還しようとする、、、
本作はオムニバス形式で進行し、プレイヤーは任意のタイミングでプレイするシナリオを選択できます。中世編はそれ以外の7つをクリアしないとプレイできません。
中世編をクリアすると最終編がプレイできるようになり、最初にこれまでのストーリーの主人公を選んでプレイ開始し、世界の各地にいる主人公たちと出会うことで仲間にできます(例外あり)。
最終編はマルチエンディングとなっており、最初に選ぶ主人公や終盤の選択肢次第でエンディングが変化します。
筆者のお気に入りのストーリーはSF編と中世編です。
SF編は他のストーリーと違いミステリー色が強いストーリーとなっており、事件の犯人は何者なのかを想像しながらプレイするのが楽しかったです。
中世編はファンタジーものの定番であるさらわれた姫を助けに行くストーリーかと思っていたらどんでん返しが有り衝撃的でした。
HD-2Dのグラフィックかつ主人公8人のオムニバス形式で進行する「オクトパストラベラー」シリーズやドットグラフィックで描かれたあらゆる時代が舞台の「クロノトリガー」が好きな方はおすすめです。
「OCTOPATH TRAVELER II(オクトパストラベラー II)」のレビューを下記リンクにしています。
本作はリメイクされるにあたり、アレンジ版のBGMが流れますが、原曲を作曲した下村陽子さんがアレンジをしているので、原曲の雰囲気を損なわず更に完成度が上がったものとなっております。
それぞれの時代では時代や世界観にあったBGMが流れました。原始編ではウハッウハッと発声しているBGMが流れたり、幕末編では和楽器を使用したBGMが流れたりと言った具合です。
筆者のお気に入りのBGMの一つは本作のメインテーマである「LIVE・A・LIVE」です。この曲はオーケストラで奏でられた勇ましい曲で、タイトル画面や最終編の通常戦闘で流れ、通常戦闘が楽しくなります。
他にお気に入りのBGMは各編のボス戦で流れる「MEGALOMANIA」です。テンポが早くテンションの上がる曲でゲーム中に何度も聞きますが飽きることのない名曲です。ちなみにゲーム「UNDERTALE」ではこの曲に似た名前の「MEGALOVANIA」があり、作曲者はこの曲に影響されて作曲されたことも有り、似たようなフレーズが使われている部分があります。「MEGALOVANIA」もボス戦で流れ、テンポが早くテンションの上がる曲でとても良い曲です。
本作は、以下のいずれかに一つでも当てはまる方へおすすめします。
・中世やSFといった色んな時代が登場するゲームが好き
・複数の主人公が登場するストーリーを楽しみたい
・「オクトパストラベラー」、「クロノトリガー」が好き
・じっくりとクリアしたい
以上で、「ライブアライブ」のレビューを終了致します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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